転渡し以外で、DVP振替終了時限到来前の日中に振替完了を希望する場合で、DVP口座内の受入予定証券を機構加入者口座内に振り替える際に用います。口座振替時に充当される証券の優先順位は①機構加入者口座の振替対象証券残高、②受入予定証券残高、③振替対象担保指定証券残高、となっているため、仮に機構加入者口座内に残高がある場合で、受入予定証券をそのまま他の振替請求に充当したいといった場合は受入予定証券完了請求を行い、一旦機構加入者口座に振り替えてから、当該振替請求に充当させるといったオペレーションが発生します。
なお、転渡し時に機構加入者口座内に十分な残高が無い場合は、不足する部分について自動的に受入予定証券残高が充当されますので、受入予定証券完了請求を行う必要はありません。また、DVP振替終了時限到来時においても、資金決済の完了とともに受入予定証券残高は機構加入者口座に振り替えられますので、ここでも、受入予定証券完了請求を行う必要はありません。