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  • 公開日時 : 2021/03/01 00:00
  • 更新日時 : 2023/04/06 21:56
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投資信託振替制度とはどのような制度ですか。

投資信託振替制度とはどのような制度ですか。
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回答

投資信託振替制度は、証券保管振替機構が「社債、株式等の振替に関する法律」に基づき実施する振替制度で、2007年1月から開始されました。
制度開始以前の投資信託は、受益者の受益権を表章するものとして受益証券が発行されていました。ほとんどの場合、受益証券は販売会社に保護預けされていましたので、実際に受益者が受益証券を手にすることは多くありませんでしたが、法律上、受益権の行使や譲渡は受益証券をもって行うことになっていました。
一方、投資信託振替制度においては、受益証券が発行されない代わりに、システム上の口座(振替口座簿)に受益権を記録することで、受益者の権利を管理します。投資家が投資信託を買い付けた場合には、口座管理機関(証券会社・銀行等)が備える振替口座簿に口数の増加記録を行います。解約や償還の場合には、振替口座簿から口数の減少記録を行います。このように受益者が持っている投資信託の残高は振替口座簿で管理されます。

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